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滋賀県大津市を中心とした地域情報、ニュース、懐かしネタなどを紹介する雑記ブログです。大津市で発見した出来事をお届けします。

「うみのこ」民間向けに売却の方針

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滋賀県教育委員会は、老朽化で昨年2018年3月に、引退した滋賀県の初代学習船「うみのこ」を民間に売却することを決めたようです。

京都新聞に掲載されていました。

老朽化で昨年3月に引退した県の初代学習船「うみのこ」を民間に売却することを決めた。

www.kyoto-np.co.jp

滋賀県民なら、小学生の校外学習で必ず体験する「びわ湖フローティングスクール」で乗車する学習船。それが「うみのこ」です。

今回の件で、うみのこが引退していたことを初めて知った人もいるようで、思い出に浸りながら、うみのこについてまとめてみました。

「うみのこ」とは

滋賀県内の小学5年生を対象とするびわ湖フローティングスクールでは、うみのこにて、宿泊体験学習をします。

普段は小学生の学習船として運行されるが、一般向けに見学会を目的に航海もしていました。

びわ湖フローティングスクールを開校した1983年以降、引退の2018年3月までに約54万人が乗車したとのこと。

びわ湖フローティングスクールでの思い出

今から20年くらい前に、著者がびわ湖フローティングスクールで、うみのこに乗った当時の活動の振り返ってみました。

カッター活動

うみのこには他学校の生徒も同時に乗船します。

活動の中には、他学校の人とカッターボートに10人くらいで乗って、みんなでボートを漕ぐというものがありました。ライフジャケット着て、必死に漕いでたような記憶があります。

当時、カッターって言葉はよく分かってなかったはずなので、子どもに分かるように説明して欲しい。(たぶん、説明はしていると思いますが…)

避難訓練

順番が前後してしまいましたが、たしか、乗船してすぐに避難訓練が行われました。全学校の生徒が一斉に甲板に上がって並ばされていた記憶がなんとなくある。

船の上で働いている人は、毎週1、2回避難訓練をしているところもあるくらい重要なものです。

こういうことも船の上ならではの体験だったかと思います。

ヤシの実を使った甲板掃除

びわ湖フローティングスクールの最後には、みんなで掃除をします。

デッキブラシではなくて、ヤシの実を半分に割ったもので甲板を磨きました。甲板のようなだだっ広い箇所を、体重をかけて掃除するには、タワシよりも頑丈なヤシの実の方が向いているのです。

とはいえ、結構大変だった記憶が今でも残っています。

近年もヤシの実は使ってるんでしょうかね?

 

簡単にしか振り返っていませんが、滋賀県で育った人にとっては「うみのこ」はかなり思い出の深いものに違いない!

民間向けに売却先を募る

なんで売却という話になったかというと、解体するにしても莫大な費用がかかるということです。(およそ1億2000万円ほど)

廃船を避けて有効活用できないか各部局や県内市町に打診を行ったが、反応がなかったとのことで、対象を民間に広げ、3月から公募を行っている。

5月下旬に売却先を決めるが、売却先が決定しなかった場合は、解体することになるそうです。

滋賀県民にとっては思い出の深い船なので、是非とも誰かに有効活用してもらいたいものです。

その後の「びわ湖フローティングスクール」は?

2018年6月から2代目「うみのこ」が航海をスタートしていました。

びわ湖フローティング自体はなくなっていないようで、なによりです。

元号「令和」を生きる子どもたちにも、是非、びわ湖フローティングスクールを経験して、人とのつながりや、琵琶湖のことの理解などを大事にしていったもらいたいものですね。

 

びわ湖フローティングスクールの公式ページでは、最新の活動内容などが公開されています。

uminoko.jp