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滋賀県大津市を中心とした地域情報、ニュース、懐かしネタなどを紹介する雑記ブログです。大津市で発見した出来事をお届けします。

久々に大津市民憲章を思い出した話。

大津市民憲章・・・

大津市民なら聞き覚えある方も多いはず。(市民だから当たり前ry/)

筆者の幼い頃の記憶ではまず間違いなく流れるのがバスの中。

当時はなんだこれ、というくらいにしか思ってなかったですが、やたらと中毒性があったような気がします。

先日ふと友人との会話で出てきたので、調べてみましたが、

結構歴史ある、そして、良いことを言っているものですね。

そんな大津市民憲章を今回はフォーカスしてみました。

 

大津市民憲章とは?

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(筆者が大津市平野支所前にて撮影)

■概要

率直にいうと、大津市民たるもの、こうあるべきだ!という心構えが書かれています。

わたくしたち大津市民は
1.郷土を愛し琵琶湖の美しさをいかしましょう。
1.豊かな文化財をまもりましょう。
1.時代にふさわしい風習をそだてましょう。
1.健康で明るい生活につとめましょう。
1.あたたかい気持ちで旅の人をむかえましょう。

参照元大津市ホームページ/市章・市民憲章・市民の歌より)

 昭和36年10月1日、63周年記念式典で制定宣言がなされました。

1961年と制定は相当古く、調べてみると、全国初の京都市民憲章が制定された1956年から5年後で今からすれば、約60年近く前となります。

ちなみに大津市によると、市内各界代表及び有識者30名で構成される審議会で決まったとか。そう聞くと少しお堅いイメージがありますが、実際の市民憲章は聞いてみると、やわらかい感じがしますね。

■各項目ごとの要約

以下ふんわりとですが、HPの要約です。

1.郷土を愛し琵琶湖の美しさをいかしましょう。

 大津市びわ湖があり、また山々に囲まれ、自然の恩恵がある。

これを活かしてまちづくりをしていきましょう、と。

なぎさ公園や比叡山などに代表されるような自然・文化がしっかりとありますよね。

ふと、思い出しましたが、びわ湖一斉清掃などのイベントもこの一環かな。

 

1.豊かな文化財をまもりましょう。

 立派な文化が育ってきた。その価値を理解し、損なわないようにしつつも、新たな文化を育てていきましょう、と。

上であげたような比叡山がまさにその代表ですかね。

 

1.時代にふさわしい風習をそだてましょう。

 常に人の立場を考えるという視点のもと、良い風習を育て、時代に見合わなくなった風習はなくしていきましょう、と。

従来の日本だと、時代に見合わない文化をなくす、といったことで一悶着おきそうなきもしますが、大津市民憲章は何年も先、未来を見越した文章が書かれているかのように感じました。

大津祭りなどは未だに残る歴史深いイベントですが、老若男女楽しめるよう年々しっかりと趣向が練られているように感じます。

また、びわ湖花火大会もそうですよね。

HP内の解説には興味深い一文があります。

酔っぱらったり、大声をあげたりして道をあるくことはやめるようにすること。

 大阪や京都などと比べほとんど見ないですが、思い当たる自身の挙動がある方、やめましょう。笑

 

1.健康で明るい生活につとめましょう。

 健康に過ごすため、スポーツに励み、街から一切の不潔をなくしましょう、と。

市民体育大会などのイベントでは、地区ごとで対抗戦があったりした覚えがあります。

お父さん世代の見せ場でもありましたよね。

また、私の住んでいる地域でも夏休みはラジオ体操などがしっかりと行われています。

 

1.あたたかい気持ちで旅の人をむかえましょう。

 大津市を訪れる方は年々増えていますが、良い印象をもってもらい、親しみを抱いてもらいましょう、と。

自分が大津出身なので、いまいちどのように見られているのか想像することは難しいですが、大津市の人々は気さくな方や話好きの人が多い印象もあります。

何よりみんな大津、そして滋賀が好きですよね。他県の方と話すときでも地元愛はダントツだと感じます。

この1文が最後ですが、なんというか良い締めの一言だと思わざるをえない。

あぁ、そうしなきゃ、暖かい気持ちで迎えよう、と思います。(よね?)

 

参照元

www.city.otsu.lg.jp

 

まとめ(というか感想)

久々に思い出して、調べてみると、案外歴史深く、しっかりと大津市の実情に沿って、また未来を見据えて作ったものだと感じました。

 

何より、制定時からすれば、瀬田、堅田、志賀などの地域が市に加わり、街の発展以外でも大津市そのものが文字通り拡大しています。こうした60年前にできた市民憲章がいまだに使われていること(幼少期に聞いた私の頭から離れないこともそうですが)をみると、しっかりと定着し、それこそ、「時代にふさわしい風習」であり続けているのかな、と思います。つまり、現代にも通じるものがある、ということ。

 

個人的には、びわ湖というフレーズが入っていることが非常に良く、そして「旅の人を迎えましょう」というところに暖かさを感じますし、なんならバスのなかであれを読み上げていた録音の声の人も、今となればあの人しか頼めないほど適役なのではないかとすら感じています。

 

ちなみに、記憶が正しければ、これを読み上げたあとに、「まちづくりの主役はあなた!です!」的な後文があったような気がします。やばい、すごく気になってきた。HPにのっていないということはあれはバス会社とかのオリジナルなのか・・・

 

知っている方や、これじゃない?などありましたら気軽にコメントなどいただければと思います。