大津市がシェアサービスecbo cloakと提携
近年様々な先進的取り組みを進める大津市。
今回は提携が発表されたecbo cloakさんについて少しまとめてみました。
ロッカー不足の大津市、新たなシェアサービス導入!
ecbo cloakとは?
2015年6月に設立されたecbo株式会社が提供するサービス。
旅行先などで駅のロッカーが空いていない経験を誰しもしたことがあるのではないでしょうか。
荷物を預けたい人と、荷物をおける場所が余っている店舗(飲食や小売店、ホテルなど)を結びつけるという素敵なサービス。預けたい人はコインロッカーの埋まりなどを心配する必要がないのはもちろん、店舗側としても空きスペースを収益化することができる。
料金は旅行カバンなどの大きさが300円、スーツケースが600円と通常のロッカーと変わらない。
決済もアプリに登録したクレジットカードで事前に行われるなど、当日の余計な手続きは不要。アプリから預けたい日の予約も可能。
17年1月よりサービスをスタートし、スタートアップの数々の賞も受賞されているよう。
なお、サッカー選手で有名な本田圭佑選手も出資されているとか。
現在導入店舗は1000を超えている。
大津市との提携を発表
4/16付のプレスリリースで大津市との提携が発表されました。
大津市、JR西日本、ecbo cloak三者の提携のようです。
大津市内における観光客等の来街者の利便性向上(引用:上記プレスリリース)
を目的とし手ぶら体験により、大津市の魅力に触れてもらう。
今のところ、リリースに記載されている大津駅周辺のサービス提供店舗は、
・大津駅直結のTHE CALENDER HOTEL(5/6利用開始)
・Mov's town&coffee(4/18利用開始)
の二つ。
提携の背景は?
提携の背景には、大津駅のロッカー不足が挙げられている。
普段の住民目線ではなかなか気づかないですが、確かにロッカーなんてあったっけ?と思うレベル。そもそも駅以外に荷物を預けれるようなところといえば、宿泊するホテルくらいになるのでしょうかね。。
実際にロッカーがいくつあるのか調べてみると、大津駅にはたった27個しかなく、しかもそのうちスーツケースなど大きな荷物が入れられるのは2個しかない!少しロッカーを見かけるイメージのある石山駅が33個、膳所駅はさすがに少ない18個。ちなみに、草津駅は35個となっている。(コインロッカーガイドさんを参照)
少しは頑張ろうぜ、県庁所在駅、大津。
ちはやふる効果などから、観光客も増えつつあるなかでロッカー不足は深刻。
ただ、京都のホテル増加に伴い、大津に宿泊するひとが減っているとの報道もありますが。
まとめ
ロッカーくらいあるだろ、と思ってやってきた観光客にしてみれば、預けれらないのはとてつもなくがっかりするもの。予約制度も導入されており、あと数個しか空いてない!急げ!的な状況や不安はなくなりますね。
京都や大阪からくると滋賀県の入り口である大津駅にロッカーが全くないという状況はやはりとても不便。
現状の大津周辺はまだまだ提携が少ないですが、今後徐々に拡大していくよう。大津付近は敷地の広い立派な家も多いので、今後民家とかに普及したりもするのでしょうか?専業主婦の方が、お昼の家事をしながら副業として荷物を預かる、といったようなことも考えられそう。
それにしても近頃の大津市は足りないものは物理的に用意する、というよりシェアエコノミー推進を掲げているだけに積極的に新たなサービスにトライしていますね。報道やリリースが出るたびについつい調べてしまいます笑。
筆者が東京に行った時に、腐るほどロッカーのある品川駅でもだいたいすべて利用中、という状況に遭遇しました。今後東京五輪や万博など世界各地から観光客が押し寄せるようなイベントがありますが、そうした時にはecboさんのサービスは不可欠なものになりそうな気がします。
新たな情報などありましたら、随時記事を更新します。
(19年6月1日写真追加)